美術館でちょっとクールで愉快な休日を!

2016年7月11日

美術館といえば格調高い芸術作品が並んでいて、なんとなく行きづらかったりつまらなそうと感じたりするかもしれませんが、今の美術は美しい絵画やブロンズ像を展示しているだけではなく、現代アートと呼ばれる知的で笑える作品も多く展示されています。世界観を広げるためにも、今度の休日は美術館へ出かけてみてはいかがでしょうか。

現代アートは意味がわからない?

美術の解釈は時代を追うごとに開けてきた歴史があります。昔は美術といえば宗教的なものがメインでしたが、だんだん一般市民の肖像画などが描かれるようになり、現代アートに至っては社会問題をテーマに作られたり、全く意味を持たなかったりする作品も多くなりました。
一般的にアートは難しいもの、理解できないものという認識があるかもしれませんが、そこは心配ご無用です。作者とその周りの美術関係者くらいしかその作品について深くわかっていません。人々が何かを感じることができれば、その作品には価値があると言えるのです。

好きなジャンルのものを見よう

美術にはさまざまなカテゴリーがあります。例えば、美術館が集中している東京都の上野公園には、西洋の美術品が集まった国立西洋美術館、日本の美術の歴史を一望できる国立博物館、現代アートの展示が盛んな上野の森美術館、学生の作品や学術的な作品を企画する東京芸術大学大学美術館、公募展の会場になることが多い東京都美術館がありますが、それぞれ展示するもののジャンルが異なっています。もしも上野公園に来たなら、適当に美術館を選ぶことはせずに、興味がある美術館だけ訪れると楽しい休日が過ごせることでしょう。

美術館を100%楽しみたいならオーディオガイドを利用しよう

多くの美術館では、オーディオガイドという耳に取り付けて作品の解説を聞くことができる機器を貸し出しています。このオーディオガイドは自分のペースで作品を見て歩きながら使用することができ、気になるものを見つけた場合に番号を入力してボタンを押すと詳しい解説が流れ出す仕組みになっています。しばしば有名人や芸能人が声のナレーションを担当することもあるので、興味がある人はぜひオーディオガイドを活用してみてください。

美術は意味がわからないと切り捨てるのではなく、まず美術館にはどのような作品が置いてあるのかを見てみると、美術に対して理解が深まることでしょう。現代アートの中には親しみやすいものもあるので、自分の好きなものを好きなペースで見て歩くと楽しい時間が過ごせます。

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