子供が勉強でつまずいてきたのでそろそろなにか手を打たないと、と悩んでいる人は少なくありません。ちょっとお値段は高くつくけれど都合の良い時間に来てもらえるのが家庭教師のメリットです。せっかくお金をかけて家庭教師に来てもらうなら良い先生に見てもらいたいですよね。では、良い家庭教師を選ぶための秘訣のようなものはあるのでしょうか。
学歴重視の考えを捨てよう!
保護者の中には「うちの子には○○大学卒業の先生でないと」など、家庭教師の学歴にこだわる人が見られます。先生の実力を測るのは難しいのでとりあえず良い大学を卒業していれば大丈夫だろうという考えです。でも、実際のところ子供に勉強を教える技術とその人自身の学力にはそれほど相関関係はありません。たとえ勉強がずば抜けて出来るとしても、コミュニケーション障害を抱えている人がいるのと同様です。良い大学に行っていて勉強ができるからといって、子供の気持ちを感じる洞察力やわかりやすく噛み砕いて説明する能力があるとは限らないのです。ですから、学歴に基づいて家庭教師を選ぼうという考えは捨てましょう。
体験授業で見るべきポイントとは?
実際に教えている様子を見なければどんな先生なのかはわかりません。良い教師かどうかを見極めるために、家庭教師の体験授業を徹底活用できます。子供が体験授業を受けている時には必ず同室にいて様子を観察しましょう。子供と打ち解けているかどうかといったポイントだけでなく教え方にも注目します。単調に説明して演習だよりなのか、それとも時には図解して説明したりたとえを使ったり、わかりやすい教え方の工夫が見られるかは重要です。また、子供がついてきているかどうかの確認が取れているか、間違えたところを放置せずケアしているかも重要なポイントです。さらに、体験授業で学習した部分の宿題を出しているかもチェックしましょう。学力をつけるには限られた授業時間だけでは演習が足りないので、どうしても家庭での反復が必要になります。宿題を出すかどうかで授業時間だけ教えて満足するタイプの教師か、生徒の成績を上げるという意識のある良い教師かが判断できます。
今回は良い家庭教師を選ぶための二つの大きなポイントをご紹介しました。学力と教える能力は必ずしも大きく関係しているわけではありませんから、あまりにも教師の学歴を重視する必要はありません。それよりも生徒の成績を上げることへの熱意や、教える技術の高さを体験授業で観察し判断できます。