妊娠中の自己判断は危険!すぐにお医者さんへ!

2016年8月17日

妊娠中のお腹の張りや痛みは「切迫流産」や「切迫早産」のサインであることがあります。かわいい赤ちゃんに無事に会うために、痛みや違和感、出血などの症状がある場合は、自己判断をせず、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。

切迫流産って何?

「切迫流産」は妊娠21週6日までに「流産しかけている状態」を指します。
「流産」とは違いますが、危険な状態であることは確かなので無理をせず安静にしましょう。
主な症状としては「お腹の痛み(特に下腹部痛)」と「出血」が多く、少しの痛みだから、出血の量が少ないからと自己判断するのは危険です。
また主な原因として「子宮筋腫」などの病気があげられますが、体の冷えやストレスも原因となることがあります。特に最近は今まで通り仕事をこなす妊婦さんが多く、通勤や長時間の立ち仕事などストレスや疲れが溜まりやすい環境にある場合は、できるだけ空いている時間帯に出勤する、上司や同僚に伝えておき体調によって配慮してもらうなど対処方法を整えておくといいですね。

切迫早産って何?

「切迫早産」は妊娠22週0日から36週6日までに「早産しかけている状態」を指します。
「早産」とは違いますが、早産しかけている危険な状態ですので無理をせず安静にしましょう。
主な症状としては「下腹部痛」「お腹の張り」「出血」が多く、すぐに治まらない場合は早めに診察を受けてください。お腹の張りは妊娠中よく起こる症状のため気づきにくく、注意が必要です。「切迫早産」と診断されると基本的にはお薬を飲んで安静にしますが、症状が治まらない場合は点滴や子宮口の開きを防ぐ手術を行うため入院が必要になります。「切迫流産」と同様、職場の上司や同僚に伝えておき、体調がすぐれない場合はすぐに帰宅できる、急に休んでも支障のない仕事に変えてもらうなど、体を優先できるようにしておきましょう。

とにかく安静に!

「切迫流産」または「切迫早産」と診断されても慌てず、お医者さんの指示にしたがって、とにかく安静にしましょう。赤ちゃんの機能がしっかり成長するまでお腹の中で育てるため、体を優先することが大切です。「ちょっとお腹が痛いくらいだから」「寝たら治るかも」「少量の出血なら明日でもいいかな」と診察を後回しにせず、できるだけ早めに診察を受けておくと安心です。職場の人たちももちろんですが、夫への説明もとても重要です。家事は立ちっぱなしの場合が多く、洗濯もお風呂洗いもゴミ捨ても重労働です。遠慮や無理をせず夫にやってもらいましょう。出産後も夫婦で家事を分担できればママの負担が減り、体も気持ちも楽になります。かわいい赤ちゃんに無事に会えるよう、とにかく無理をしないで安静にゆったり過ごしましょう。

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