一戸建て住宅を売却するとき

2016年8月17日

中古の一戸建て住宅を売却するとき、仲介業者に依頼をすることがほとんどです。しかし、同じ物件でも業者によって、高額で短期間に売れる場合もあれば、なかなか売れずに値崩れすることもありますので、要注意です。

査定額の内訳

仲介業者を選ぶとき、通常は査定額が高いところを選ぶ傾向にあります。しかし、逆に契約を取るために、査定額を高めに提出する業者もいますので注意が必要です。査定額は確実に売れる金額ではありませんので、当初の金額で買い手がなかなか見つからないという場合には、どんどん売却価格を下げざるを得なくなります。はじめから納得できる理由による査定額を出している業者に依頼しておけば、短期間で状態の良いうちに売ることもできますが、買手が見つからなければ維持費は自分で負担しなければならず、どんどん物件が劣化していき価値が下がります。査定の時は、金額だけでなく、なぜその査定になったのかをきちんと説明できる業者を選びましょう。

売却に関するプラン

仲介業者が契約後に、どのように買い手を募るのかは業者の腕次第です。ホームページや看板、チラシなどの多角的なアプローチをする業者もいれば、買受希望者が現れるまで待っている消極的な業者もいます。そのため、査定に来てもらったとき、あるいは契約前の説明を聞いているときに、どういった手段で買受希望者を募る予定なのかをきちんと確認しておいた方がよいでしょう。地元の仲介業者の場合、すでに買受希望者となる候補者が存在していることもありますので、売却できそうな可能性があるところを優先的に選ぶのもお勧めです。よく知られている仲介業者であれば、短期間で買い手を見つけたいという希望にも比較的対応してもらいやすいです。

担当者との意思疎通

短期間できちんとした買受希望者が見つかればよいという考えの人もいますが、万が一長期に及ぶ場合を考慮すると、担当者ときちんと意思の疎通ができる業者であることに超したことはありません。買受希望者が見つかった場合でも、契約に何らかの注文を付けてくることがありますので、担当者の判断で勝手に話を進めるのではなく、きちんとその都度持ち主と相談してから話を進める担当者の方がリスクを抑えることにつながります。単に情報の伝達がまめなだけでなく、不動産の取引に精通しており、売主が判断に迷ったときには、過去の取引から適切なアドバイスをしてくれるような担当者がついていると、売買に関するトラブルも避けることができます。

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

Top