子供のしつけで迷ったら

2016年8月17日

子供のしつけ方は、何人育てても、親がいくつになっても迷うことが多いものです。しなければならないことはたくさんありますが、いくつかのポイントに気を付けるだけでも、全体的に余裕のある育児ができるようになります。

子供の話をきちんと聞く

大人にとっては、子供はまだ知識も経験も不足していますので、話を聞くよりもこちらからアドバイスをしたくなってしまうものです。しかし、子供には子供なりの考えがありますので、それを一度聞くことによって子供の気持ちが理解できるようになりますし、子供自身も文章として自分の言いたいことを表現できるようになります。親と子供で認識にずれが生じているときなどは、的外れなアドバイスになることもありますので、独りよがりに判断するのではなく、子供に質問も交えながら言いたいことをきちんと聞き取っていきましょう。これを繰り返していくと、子供も自発的に親にいろいろな話をするようになりますし、親の言うこともよく聞くようになります。

怒るよりほめる教育

よく言われることですが、頭ごなしに叱っても、子供は反発する気持ちが芽生えて話を聞かないことがあります。そのため、同じことを伝えるにしても、できるだけ子供を褒める方が良いといわれています。とはいえ、実際に子供がいたずらなどをした場合、どうすればよいのかで迷う人もいます。このようなときは、まず何が悪かったのかを伝えてきちんと叱り、その次にどうすればよいのかを説明します。子供が理解できたとき、次にいわれたとおりに気を付けた時などに褒めることで、子供は自信をもつことができます。怒ると叱るは根本的に異なります。感情的にならず、またいつまでも長引くような文句を言うこともなく、端的に悪かったところを伝えましょう。

繰り返しが必要

子供をしつけるとき、何度も同じことを言うために親がイライラすることがあります。子供の年齢にもよりますが、一度では覚えられないケース、親の言うことを真剣に聞いていないケース、うっかり忘れていたケースなどいろいろなパターンがありますので、子供になぜ同じことを繰り返したのかを聞いてから注意するようにしましょう。感情的に怒鳴ったり手を上げると、子供は何が悪いのかを理解せずに親の顔色だけを見て育つようになります。子供は、毎日の生活で覚えなければならないことがたくさんあります。一度や二度、注意したことを忘れたからといって感情的にならず、冷静な対応で、その都度きちんと子供に説明をする習慣を身につけましょう。

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