子育てが初めてのお母さんに伝えたいこと

2016年11月24日

初めて赤ちゃんと出会ったときの感動は、特別なものがありますよね。それと同時に、これから始まる育児に期待と不安が入り交じった気持ちになるかもしれません。ここでは、出産・育児・介護のうち「育児」について、子育てが初めてのお母さんへのエールをまとめました。

子どもと一緒に成長できる

初めて出産する年齢は人それぞれですね。10代で産んだ人もいる一方で、40代になってからの人もいることでしょう。しかし、何歳で産んでも「お母さんとしてのスタートラインは同じ」です。
最初から子育てが上手な人はいないのです。育児に関する知識があり、育児に関わる仕事をしていても、自分の子どもに活かせるかどうかは別問題ですよね。赤ちゃんを抱っこする手がおぼつかないかもしれません。授乳はもちろん、おむつ替えや入浴など、すべてが未経験のことばかりです。
行動範囲が広がるにつれて、ほかの子どもたちとの付き合い方に悩むこともあります。自分の育て方で良いのか悩んで落ち込むかもしれません。しかし、いろいろな悩みを一つずつ乗り越えることによって、子どもと一緒に成長できるのだと自信を持ちましょう。

目の前の子どもは、ほかにはない大切な存在

子どもが成長して巣立っていくためには、生活面はもちろん金銭面も含めて全面的なサポートが必要になります。そのための「しつけ」は、お母さんとして欠かせない大切な役目です。食事マナーをはじめ、他人への挨拶や感謝の気持ちなど、教えることは山ほどあります。
忙しいときは気持ちに余裕がなくなり、「早くしなさい!」と声を荒げてしまうかもしれません。また、無意識ながらもほかの子どもと比べることもありますね。育児に関する情報が溢れている時代だけに、ちょっとしたことが不安材料にもなります。
しかし、子どもの成長には個人差があるのです。一人歩きの時期やトイレトレーニングの時期など、一人ひとり異なります。また、興味の対象や好みの色なども子どもによりますね。そのため、子どもの性別で決めつけないことが大切です。後に、弟や妹を出産する人もいると考えられますが、兄弟間で比較しないように心掛けましょう。目の前にいる子どもは、ほかにはない大切な存在なのです。

地域の中で子育てしよう

子育てをするためには、同居する家族をはじめ、まわりの理解や協力が大変重要になります。育児はもちろん、家事や介護などの役割分担をしながら、みんなで子育てできる環境づくりを目指しましょう。夫婦間での情報共有もきちんとしておきたいですね。
祖父母世代とは意見が合わないこともあるかもしれません。しかし、育児書には乗っていない貴重なアドバイスが受けられると前向きに捉えましょう。多くの人に愛されて育つことは、子どもの成長過程には欠かせないものです。身近な動植物と触れ合うことは、情操教育のためにもおすすめですね。
地域のイベントにも積極的に参加して参加者との絆を深めましょう。特に、身近に祖父母世代の人がいない場合は、年代層を超えて多くの人と知り合える絶好の機会になります。子ども同士の出会いがきっかけで、親同士の交流にもつながってきます。そうやって、積極的に友好の輪を広げていきましょう。

長い人生のうち、子育てに積極的に関われるのはほんのわずかです。もちろん、いいことばかりではありませんが、二度と戻れない貴重な日々を子どもと一緒に楽しく過ごしましょう。

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