目指すは白くて美しい歯!日本のホワイトニング事情とは?

2016年11月24日

歯の色は人それぞれに違いがありますが、若い時に白に近い色をしていても年齢を重ねるうちに次第に黄ばんだ象牙色に変化していく傾向にあります。また、食べ物や飲み物、タバコなどの影響で蓄積した着色汚れが内部にまで浸透して、歯が黄ばんでくる場合もあります。このような歯の黄ばみはホワイトニングをすることで、元の歯の色かそれ以上の白さにすることができます。ホワイトニングでは実際にどのようにして歯を白くしていくのでしょうか。

日本の歯のホワイトニング事情

歯のホワイトニング先進国のアメリカでは、自宅で簡単に出来る様々なホワイトニング剤が販売されていて、ドラックストアなどでも簡単に手に入れることができます。日本の場合は、過酸化水素を使って歯の脱色を行う方法が一般的で、メーカーによって多少の内容の違いはありますが、薬事法の関係で医療機関でしか扱っていません。そのため歯のホワイトニングを行うには歯科医院を訪れる必要があります。
歯科医院で行っているホワイトニングの方法は大きく分けて2通りの方法があります。歯科医院で漂白作業のすべてを行うオフィスホワイトニングと、歯科医院で専用のマウスピースを作り、その後自分で漂白作業を行うホームホワイトニングです。さらにその上の白さを目指す場合には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を併用して行う方法もあります。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いは?

オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の過酸化水素を歯の表面に塗り、そこへハロゲンライトやレーザー、プラズマライトなどの光を当てることで薬剤を活性化させ、漂白効果を高めていくという方法です。1回の施術は長くても40分から60分程度で終了し、1、2週間の間隔を置いて目標の歯の色になるまで数回通う必要があります。オフィスホワイトニングは、1回の施術でホワイトニング効果がはっきりと表れやすいという特徴があります。
ホームホワイトニングの方法は、通常歯科医院で最初に自分に合ったマウスピースを作ります。マウスピースが完成したら歯科医院からホワイトニングの薬剤とマウスピースを受け取って持ち帰り、自分でマウスピースの中に薬剤を入れて決められた時間だけ歯に装着するという作業を数日かけて繰り返します。薬剤は低刺激の過酸化尿素が使われるため、オフィスホワイトニングのようなはっきりとした結果は出にくいですが、1~2段階白くなる効果があります。

まとめ

歯のホワイトニングは歯の質によって効果に個人差があり、ホワイトニングを行う回数や期間に多少の違いがあります。また、当然のことですが、目標の白さが現在の歯の色とかけ離れているほど回数と期間がかかります。一般的にオフィスホワイトニングの費用はトータルで3万円~10万円程度かかります。ホームホワイトニングの場合はオフィスホワイトニングの半額程度の2万円~5万円程度が相場です。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う場合は、5万円~10万円程度かかります。いずれの場合も保険適用外ですので全額自己負担となり、一般歯科の治療よりは高額になるので注意が必要です。

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