体臭・加齢臭はなぜ発生する?その原因と改善方法とは!?

2016年11月24日

ニオイには慣れの効果があり、自分の体臭には嗅覚がマヒしてしまい気付くのは難しいです。いきなり子供から臭いと言われたり、狭い密室内で人に顔をしかめられたりして「もしかして?」と思うことも。自分で気付きづらいからこそ、日々のケアをしっかり行う必要があります。

体臭はなぜ発生する?

体臭は主に、汗、皮脂、細菌の3種類が原因で発生します。実は、汗や皮脂は出た直後は無臭。しかし放置しておくと、混じりあった汗と皮脂を栄養に、細菌が繁殖します。その際に、ニオイ物質を作り出すのです。また、食生活の偏りも体臭の原因になります。動物性の脂肪やタンパク質は、腸内の悪玉菌に分解される際に、アンモニアなどのニオイの原因を生み出してしまいます。他には、便秘、ストレス、糖尿病などの病気でもそれぞれ体臭を生み出す原因になります。

加齢臭の発生原因

年齢とともに発生する体臭には3種類あり、汗臭、ミドル脂臭、加齢臭といわれています。汗臭は30代半ばまでに出るいわゆる汗臭いニオイで酸っぱいニオイがします。ミドル脂臭は2013年にはじめて発表されて、第三のニオイとして話題になりました。30代半ば以降、後頭部から発生しやすくなり古い油のようなニオイがします。
そしていわゆる加齢臭は50代半ば頃から発生しはじめます。男性は年齢とともに、皮脂の中の脂肪が増えてきます。この脂肪が分解される際に、加齢臭の元となるニオイ成分が発生するのです。胸や背中に出やすく、枯れ草のようなニオイが特徴です。また、年をとると脂肪の酸化への抵抗力が落ちることも、加齢臭の要因です。

体臭の改善方法

体臭予防の基本はやはり身体を清潔に保つこと。特に皮脂の分泌量の多い、耳の裏、胸や背中の中心部、脇、陰部、足の裏などは重点的に丁寧に洗うようにしましょう。その際の注意点は、汚れを落とそうと強くゴシゴシ洗いをしないことです。肌に必要な角質や水分まで失われ、それを補うように、逆に皮脂の分泌量が増えてしまいます。
他には、衣類や布団をこまめに洗う、腸内環境の改善のために、腸内の善玉菌を増やすためにビフィズス菌や乳酸菌を意識して摂るようにするなども効果的です。ただし、年齢や原因によってニオイが出やすい場所も変わるため、気になる方はまず病院で診察して原因をはっきりさせてみるのも良いでしょう。

体臭や加齢臭は、意識して改善に取り組まない限り、悪化する一方です。特に日本は人のニオイに敏感な社会。最低限、同僚や家族に迷惑にならない程度の対策はしておいた方が無難ではないでしょうか?

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