失敗しない!フレンチのテクニックまとめ

2016年11月24日

フレンチ料理はなかなか家で作ろうとする機会もなく、また、作ろうとしてもどこか家庭の味になってしまってフレンチ料理のお店で食べるような味を再現できない…ということありませんか?盛りつけなどはもちろんですが、それ以前にやはりフレンチらしい味を出したいもの。そこで今回は誰にでも真似できるように、シェフが行っているテクニックをまとめました。

油の使い分けで食材を生かす

なんでもサラダ油やオリーブオイルなどで調理していませんか?こだわるなら少し面倒でもまずは素材を最大限に生かすことから。オリーブオイルなどは表面をしっかりと焼いたり揚げたりするのに適していますが、フレンチによくある魚料理にはあまり適していません。素材の風味やパサつきを抑えたい場合はバターがオススメ。特に、香りのない澄ましバターが良いでしょう。バターには水分が含まれているため、温度が高すぎると適度に下がり、素材に水分を与えながら調理できます。さらに、外はカリッと焼きたい場合はガチョウの脂がオススメです。

おしゃれな魚のジュレを作るポイント

魚のジュレはおしゃれですが、生臭さをどのようにして取るかがポイント。魚は生だと生臭さがどうしても出てしまうので、出汁を取る前にしっかりと焼いておきましょう。オーブンなどを使うと全体的にうまく焼けますね。また、水に香りを付けておくこともオススメ。タイムなどのスパイスを入れておくと少し生臭さが残ってもごまかすことができます。

素材を生かす低温調理

高温で調理するのではなく、低温で調理することで水分が飛んでしまうことを防ぐ調理法です。ジューシーに仕上がるのに簡単にできるため、一度は試してみる価値があるでしょう。魚であれば、まず皮目をフライパンで焼いて焼き目をつけたあと、80度のオーブンで10分ほど焼きます。また、肉の場合は80度のお湯に肉の塊を入れて1時間ほど茹でましょう。炊飯器の保温機能などを使えば簡単にできます。肉の大きさによって時間を調節する必要があり、小さい場合はもっと短時間で良いでしょう。

おいしさにはこだわりが必要

お店で食べるようなフレンチ料理に近づけるためには、油の使い分け、中途半端ではない完璧な処理など普段の料理では気を遣わないようなところまで気にする必要があります。シェフのようなテクニックを全て真似することは難しいでしょうし、今回まとめたような簡単に真似できるポイントさえ抑えれば、いつものフレンチ料理がより一層本格的になることでしょう。

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