簡単だけどおいしい!ティーバッグ紅茶の入れ方

2016年11月24日

紅茶占いをご存じでしょうか。紅茶を飲んだあとの茶葉で、占いをするのです。カップの中で茶葉がハートを形どっていれば恋愛運が上昇、十字に残っていれば苦難がある、卵形ならば幸運のしるしだそうです。この占い、残念ながら一般家庭でよく使われるティーバッグではできません。しかしティーバッグには、占いに代えがたい便利さがあります。

ティーバッグが生まれたのはイギリスではない

ティーバッグが誕生したのは100年以上も前のことです。紅茶といえば思い浮かべるのはイギリスですが、ティーバッグを最初に生み出したのはアメリカの商人でした。絹の袋に見本の茶葉を入れたのです。それにお客がお湯を入れて試したのが始まりだといいます。茶葉を取り出してお湯を入れるのではなく、いきなり袋にお湯をかけるなんて、いかにも合理的なアメリカ人らしい話ですね。
さてティーバッグはその後、1900年代のはじめには商品化され、販売が開始されました。イギリスで販売されたのは意外と遅く1950年代に入ってから。その後日本でも販売されるようになったのです。

ティーバッグを使ったおいしい紅茶の入れ方

まずは飲みたい茶葉の詰め込まれたティーバッグを用意しましょう。最近は安いだけでなく、高級な茶葉を使ったティーバッグも販売されていますので、紅茶にうるさい人でも満足のいくものがきっと見つかります。茶葉だけで入れるのと同様、カップは熱湯で温めておきましょう。温める用のお湯を捨てて新たに熱湯を注ぎます。あくまでもお湯が先です。お湯を注ぎ終わったらティーバッグをそっと入れてください。
ここからが一般家庭ではあまりやらないことですが、カップにふたをして蒸らします。ふたがない場合には、カップとペアの受け皿でふたをしましょう。なければ他のお皿を代用してもかまいません。茶葉ごとに適した蒸らし時間がありますので、商品の説明書きに従ってください。蒸らしが終わったらディーバッグを使って混ぜ、紅茶が均等になるようにしてからバッグを取り出します。このとき、ティーバッグを搾るのはNG。にごりや渋味の原因になります。お湯は必ず沸騰したものを使って、ミルクを入れる場合は、お湯を減らして紅茶を濃い目に入れると良いでしょう。

まとめ

簡単に美味しい紅茶が飲めるのも、茶葉の見本にお湯を注いだという歴史があってのこと。少しばかり気の短い昔のエピソードに感謝しつつ、ティーバッグで入れた香り豊かな紅茶をいただきましょう。

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