テキーラ入門!お酒の特徴を正しく知って楽しく飲もう!

2016年11月24日

「酒は百薬の長」という言葉があるように、お酒は適量を飲むことが身体に良いとされ、古くから世界中で親しまれていますよね。その中で、アルコール度数が強く、酒場でも盛り上がるお酒の一つがテキーラです。時には罰ゲームにも使われるテキーラですが、本当はどのようなお酒なのか、またおすすめの飲み方にはどのようなものがあるのかご紹介します。

テキーラと呼ばれるための厳しい基準

テキーラは竜舌蘭(リュウゼツラン)という植物から作られますが、その中でもアガベ・アスール・テキラーナという品種で作ることが決められています。竜舌蘭は日本国内でも少ないながらも見られるようですが、それはあくまでも観賞用。テキーラの製造にはこの品種以外に、産地や製法についてもテキーラ規制委員会が設けている厳しい基準があり、それらをクリアしなければテキーラとは呼べません。また、本物のテキーラ瓶には4桁の蒸留所番号が刻印されていることが特徴で、世の中に出回っている「テキーラ風」との違いを見るためにも覚えておきたいところです。
非常にアルコールが強いことで知られるテキーラですが、そのアルコール度数は最大で55%と決められています。製法はウィスキーやウォッカ、焼酎などと同様に蒸留法で作られ、蒸留液をオーク樽やステンレス製のタンクで熟成させます。オーク樽で長年熟成させたテキーラの中には、スモーキフレーバーがあるもの、まろやかで芳醇な香りがあるもの、口に入れるとスパイシーでも滑らかなものなどさまざまな種類があります。日本国内ではお酒の席で罰ゲーム的にテキーラを扱うシーンもありますが、本来のテキーラはじっくりと味わいを楽しむもので一気にあおるようなものではありません。

テキーラにまつわる噂は本当?!

テキーラは二日酔いしないと言われているようですが、決してそのようなことはありません。二日酔いするかどうかは、飲む人自身の体質や体調次第です。ただし、テキーラの品質によっては二日酔いを避けられる可能性もあります。瓶に蒸溜所番号が刻印されたものか、混じりけなしの『100% de Agave』と書かれているものを選ぶと悪酔いしにくく、翌日もスッキリと起きられると言われています。なかには、テキーラと書かれてはいるものの基準はクリアしていない南アフリカ産のものなども販売されているので気をつけたいところですね。また、テキーラにはダイエットに役立つという噂もありますが、お酒を飲むと食事も進みがちなのであまり期待はできないかもしれません。

テキーラのおすすめの飲み方

お酒が弱い人がテキーラを楽しみたい場合には、カクテルがおすすめです。自宅でも簡単に作ることができるのはメキシココーク。氷を入れたグラスにテキーラ30mL、コーラ150mL、シャトーに切ったレモンを添えて出来上がりです。コーラの甘みとレモンの酸味でスッキリと飲めます。テキーラの本場メキシコを感じたいのならばストローハットが良いでしょう。氷を入れたグラスにテキーラ45mL、トマトジュース120mLを入れ、レモンとセロリを適当な大きさにカットします。お好みでタバスコを入れて飲むと酸味と甘みが感じられます。ほかにも、炭酸割りやホッピー割りなど日本人に馴染み深い楽しみ方もあり、好みの飲み方を探してみるのも楽しいですよ。

まとめ

色々な飲み方がありますが、テキーラは基本的にオーソドックスな飲み方をすることの多いお酒です。カバジートというショットグラスにテキーラ、くし切りにしたライム、塩のいわゆるテキーラセット。飲み方は、まずグラスを持つ手とは逆の手の人差し指と親指の間の付け根部分に塩を乗せます。次にライムをかじり、酸味が口の中に広がっているあいだにグラスに注いだテキーラを一気に飲みます。そして指に乗せた塩を舐めるというのが一連の流れです。驚くほど飲みやすいのですが、だからと言って飲み過ぎはいけません。お酒は適量が大事なことを忘れないようにしましょう。

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