趣味にするならこれ!工芸品づくりの楽しさとその魅力

2016年11月24日

年を取っても続けられて自分が熱中できるような趣味が欲しいと考える人も多いのではないでしょうか。そんな人にピッタリなのが今、じわじわと注目を集めている工芸です。工芸といっても様々な種類があり歴史もある非常に奥深いものです。今回はそんな工芸についてわかりやすく紹介していきます。

工芸って何だろう

工芸は、実用性と美的価値とを兼ね備えた工作物のことを言います。材料によって多くの種類に分けられ、陶磁、金工、漆工(しっこう)、木工、竹工、ガラス、染織など様々です。日本には様々な伝統工芸があり、熟練された技術を身につけた職人によって代々受け継がれてきましたが、近代化とともに退化していることもあり、その現状を打破しようと多くの取り組みがなされています。そんな中で趣味として工芸品づくりを推奨する動きもあり、今海外からも注目を集めています。

世界に一つの物を作るということ

お金を払えば大体のものが手に入る時代ですが、自分の手を使ってモノづくりをするプロセスを感じられる工芸品は貴重なものとして世界中から注目されています。既製品と比べ、出来上がりは多少のバランスの悪さや見劣りもありますが、そこに世界に一つしかない味わいを感じることができます。完成したものを自宅で使う際も愛着はひとしおでしょう。また心を込めて作った作品をプレゼントとして大切な人に送るのも喜ばれるのではないでしょうか。

趣味としての工芸が支持される理由

工芸を始めるには、教室に通うか自分で独学で取り組むかどちらかです。工芸の教室は全国的にもたくさんあり、工芸の種類によっては簡単なキットや作り方を載せた本を見ながら手軽に始められるものもあります。大金を必要としないことや、手軽に始められる物が多いことも趣味としての工芸の魅力といえるでしょう。
また、幅広い年代層に支持される理由の一つとして、工芸の細かい手作業が大脳の活性化につながるということが挙げられます。右脳、左脳の連携や意欲や計画、創造に関係する前頭葉を活性化するといわれているのです。そのことでボケ防止にもなると考えられます。
さらに高齢者にとっては、工芸という趣味を通して同好者との関わりが増え、精神的にも豊かな毎日を送ることにつながるといえるでしょう。

工芸を長続きさせるために

やはり、趣味として工芸に取り組む限りは、楽しみながら長く続けていきたいと思うものです。例えばガラス工芸など、パッとみて作品として美しいものを見たときに、「自分でも作ってみたい」という気持ちが芽生えることも多いでしょう。長く続けるためにはその時の気持ちを大切にすることが重要です。自分が好きな作品、惚れ込んだ作品を多く目にすることで、自分自身の創作意欲にもつながるといえます。

まとめ

趣味としての工芸は、作る喜びや感動、そのほかたくさんのメリットがあることから幅広い年代に支持されつつあります。手軽に始められるので自分が興味を持った作品や、一度作ってみたいと思った作品に関するものから始めてみるのはいかがでしょうか。

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