大人の人に「趣味は何ですか?」と聞くと、「特にない」と答える人が多いかもしれません。「毎日仕事と生活で手一杯で、他のことをする時間的な余裕がない」と答える人もいるでしょう。しかし、毎日時間に追われがちな大人だからこそ、趣味に打ち込む時間を作ることが大切なのかもしれません。そこで、大人になってから始めるとハマる人が多い趣味をいくつかご紹介します。
たったひとりで過ごす非日常の空間作り
毎日人と接する仕事をしている人や、自分以外の人のために時間を使いながら日々を過ごしている人は、よく「ひとりになれる時間が欲しい」と言います。そういう人は、自身で趣味にとりかかる時間をコントロールできて、自分のための非日常空間を作れる趣味に出逢うとハマります。例えば、ジオラマや鉄道模型作り、アクアリウムなどは大人だからこそお金をかけてできる趣味だと言えるかもしれません。また、何か特定の物を集めるコレクションも大人がハマりやすい趣味のひとつです。
共通の趣味が縁で生まれる仲間
大人になってから趣味を通じて知り合った人が、かけがえのない友人になるケースが少なくありません。仕事上のつきあいやご近所づきあいとは異なり、共通の趣味が縁で知り合った友人には利害関係がなく、学歴や肩書などにもとらわれることなく付き合えるからです。仲間ができやすい趣味と言えば、フットサルや野球のようなチームでプレーするスポーツや、ゴルフのように何人かで一緒にラウンドするスポーツを想像しがちですが、社交ダンスやジム通いでもたくさんの仲間ができます。またバンドを作って楽器を演奏したり、コーラスグループに入って歌ったりすることも仲間づくりに適した趣味と言えます。
実益と兼ねて一石二鳥
料理や野菜作りのように、実益と兼ねた趣味に没頭する人もいます。料理が趣味になるのは、毎日家で食事の支度を担当している人ではなく、料理をすることが非日常の気晴らしになるような人です。例えば、週に一度だけ料理を作ってふるまったり、アウトドア専門で料理をしたりすることを趣味にしている男性は大勢います。一方、野菜作りは、自宅の庭やベランダで行うだけでなく、農地を借りて本格的に行う人もいます。自分で育てて収穫する喜びを知ると、病みつきになる人も多いようです。
打ち込めるものなら何でも趣味
子どもの頃、無理やりやらされていた習い事を、大人になってから自分の意思で再チャレンジしたくなることもあります。やって楽しいことや打ち込めることは何でも趣味になりますから、「やってみたい」と感じるものがあったら始め時です。将来的に趣味になるかどうかは深く考えず、興味を持ったものは片っ端から体験してみましょう。もしかしたら、その中に一生続けられる趣味があるかもしれません。