体のだるさ解消!摂っておきたい栄養素はこれ

2016年11月24日

季節の変わり目や生活環境が変化する時期は体調を崩しやすく、なんだか体が重たいな、だるいなと感じることがありますよね。しんどい状態が続けば心も滅入ってしまいますから、ただだるいだけだと思っても侮ってはいけません。早めの対策を心がけましょう。そのためには適度な運動とバランスの取れた食事は不可欠です。
今回は、重だるくなった体を引きずっているあなたにぜひとも摂っていただきたい栄養素をご紹介いたします。

体の疲労回復にはクエン酸

レモンやグレープフルーツといった柑橘類やお酢などに含まれる、酸味のある成分がクエン酸です。クエン酸は、人間が生きていくために必要なエネルギーを生成し、疲労物質である乳酸が体内で分解されるのを助けます。
カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルが酸化するのを抑制し、さらに吸収性を高める働きもあります。
食欲不振はパワーダウンに直結してしまいます。クエン酸の酸味は唾液や胃液の分泌を促し食欲増進にもつながるので、食べ物を美味しく食べるためにももってこいの栄養素なんです。

人間の体を形づくる成分、アミノ酸

髪の毛も、皮膚も、爪も、筋肉も、人間の体は全てたんぱく質からできています。そのたんぱく質を作る栄養素、アミノ酸が無ければ、私たちは体を健康に維持していくことができません。
アミノ酸は、体内で作ることのできない必須アミノ酸と、体内で作られる非必須アミノ酸とに分かれます。必須アミノ酸は、日々の食生活において摂取していくしかありませんから、意識的に多く含まれる食材を食事に取り入れましょう。
カツオやマグロなどの魚、鶏むね肉や豚ロースなどの肉、鶏卵や大豆製品などが特に多くの必須アミノ酸を含む食材です。
アミノ酸を摂ることで、肝機能の向上や筋肉疲労の改善、肌のハリツヤアップなど、生活環境から受けたダメージ軽減につながります。

ビタミンB群でダルさを吹き飛ばせ

ビタミンB群は、エネルギーを作り出します。ビタミンB1は炭水化物を、ビタミンB2は脂肪をエネルギーに変えるのです。
炭水化物や脂肪はダイエットの敵といわれ、控える人も多い栄養素ですが、全く摂らないのも考えもの。頭がスッキリせず、体調の悪さを助長させてしまいます。もちろん摂り過ぎも禁物ですので、適度に食べてビタミンB1・B2によってエネルギーに変換できれば、ダルさが解消されてパワフルに活動できる体に近づきます。
ビタミンB1は豚肉や大豆、B2はうなぎや鶏卵などに多く含まれます。

まとめ

食欲が無いからといって食事をおろそかにしていると、栄養バランスの乱れによって食欲不振になるという悪循環に陥ってしまうことも。特定の栄養素を摂取するようにするのは面倒臭いという声も聞きますが、常日頃からバランスの良い食事を心がけ、ふと気付いたときに効果的な食材を取り入れるだけでも、かなり違ってきます。
体調不良を感じたら、しっかり休養を取って、栄養補給。重苦しい毎日とは早めにオサラバしちゃいましょう!
体が軽快に動くようになれば、自然と心も軽くなり、同じことをやってもやる気や楽しさは倍増しますよ。

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