みえないからこそ膨張する!「ストレス」解消のカギは原因究明にあり

2016年11月24日

ストレス社会と呼ばれて久しい現代ですが、ストレスとの上手な付き合い方ができている人は、まだまだ少ないように感じられます。メディアなどで、多くのストレス解消法などが取り上げられていますが、なぜストレスはなくならないのでしょうか。そこで、ストレスとの付き合い方について、ご紹介します。

ストレスとは

そもそもストレスとは、刺激を受けたときの生体の状態をいいます。ストレス=悪いもの、というわけではありません。ストレスには原因があり、この原因のことをストレッサーといいます。例えば、「仕事の量が多い」というのはストレッサーです。仕事が多いという状況に対して、嫌だなと感じている気持ちが、ストレスということになります。また、ピアノの発表会前に緊張することも、遠足の前日にわくわくして眠れない状態も、同じくストレッサーとなります。

ストレスを感じたら自分と向き合う

様々な刺激をストレスとして受けた状態で、たとえばスポーツをしてストレス発散を試みても、ストレスの原因はなくなりません。一時的に嫌な気分を忘れることができても、同じことが起これば同じようにストレスがかかるのです。
嫌だな、と感じることがあればなぜ自分は嫌だと感じるのか、ということについて考えてみましょう。例えば、なぜ上司の態度にイライラするのか。なぜ今度のプレゼンが憂鬱なのか。そういったことを掘り下げていくことで、自分の思考の癖やストレスの根源に何があるのかが見えてきます。イライラする、と感じるだけでなく、なぜ上司はあんな態度をとるんだろう、と上司の立場から、冷静になって考えてみることで、わかってくることもあります。また、今度のプレゼンが憂鬱な理由が、準備期間が短くて自信がないから、ということに気づいたとします。そうすると、自信をもってプレゼンするためにはどうしたらいいだろう?と、ストレスを感じる原因に対する対処方法を考えることができます。向き合うことは、ときに辛い作業ではありますが、ストレスを原因から解消することができ、自分の成長にもつなげることができます。

敵はみえないからこそ膨張する

ストレスが溜まっている、と感じたら、紙に書き出してみる方法がおすすめです。ぼんやりしたものが視覚化されることで、具体的にストレスの原因を認識することができます。書き出してみたら、意外と大したことでなかったりもします。みえないからこそ、心の中で膨張し、不健康なストレスをため込んでしまいがちです。ストレスの原因をみつけて、ひとつひとつ対処していくことで、なんだかよくわからない、もやもやしたストレスを撃退することができるでしょう。

まとめ

心も体も健康に過ごしていくためには、ストレスとの向き合い方はとても大切です。ストレスを解消するには、ストレスの原因をみつけて、対処していくことが効果的といえます。自分と向き合うことは、エネルギーを必要としますが、その分成長することができ、晴れやかな気分になれるでしょう。

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