怪我をしたらどこの病院に行けばいいの!?

2016年11月24日

子供の頃は外で遊び回ってたくさん傷を作ってきた子も、成長するにつれて、怪我をする機会は減ってきますよね。とはいえ、大人になっても皆無というわけではありません。特にスポーツにまつわる怪我は、老若男女問わず多いものです。ではもし怪我をした場合、どの病院の、何科にかかれば良いのでしょう?みなさん知っていますか?

怪我をしたら整形外科へ行こう!?

怪我と一口にいっても、その内容は実にさまざま。骨折も切り傷やすり傷も怪我の範疇に入ってしまいます。さらには怪我をした部位によっても、診てもらう専門医は変わってくるでしょう。目であれば眼科でしょうし、鼻であれば耳鼻咽喉科になりますよね。では、怪我と言われて一般的に思い浮かべる骨折や切り傷、すり傷の場合、何科にかかるのが一番良いのでしょうか?
端的に答えを言ってしまうと、整形外科が専門ということになります。そもそも切り傷やすり傷で病院に行く場合、よほど深い傷か痛みがひどい場合に限られるでしょう。そのようなケースでは、表面上の傷だけでなく、関節や骨に異常が生じていることも考えられます。そんなときにはやはり骨や腱の専門家に診てもらうのが一番でしょう。もちろん骨折が整形外科の専門分野であるのはいうまでもありません。それだけでなく爪が剥がれた、傷口が大きく開いて縫合が必要といったケースまで整形外科では対応してもらえます。怪我という曖昧な呼称に誠実に対応してくれる。それが整形外科なのです。

日本でも広まりつつあるホームドクター制度

とはいえ、なんでもかんでも大病院の整形外科に診てもらう必要はありません。日本では大病院信仰が根強いとは、かねてより指摘されているところ。そういった状況を是正しようと、最近ではかかりつけ医に診てもらってからでなければ、受け付けすらしてもらえないパターンも増えています。そのため、怪我をした場合でもかかりつけ医がいれば、まずはそこで診てもらいましょう。最終的に大病院で診てもらう必要が生じたとしても、かかりつけ医からの紹介状を書いてもらうことで、診察がスムーズに進みます。かかりつけ医のメリットはそれだけではありません。これまでの病気や怪我の情報の蓄積がありますから、どんなアレルギーを持っているか、どんな薬は副作用が出やすいかなど、個人に合わせた対応をしてくれるのも大きなポイントです。

まとめ

怪我をした場合、まずはかかりつけ医に相談しましょう。その後必要とあらば整形外科で診てもらうことになりますが、その際も紹介状を書いてもらうことで、余計な手間が省けスムーズに診療を受けられます。地域のかかりつけ医を上手に利用することは、自分にとっても病院にとってもメリットがあることなのです。

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