一生の宝物!成人式の記念撮影は“前撮り”がオススメ

2016年11月24日

日本には伝統的に成人したことを祝う儀式がありましたが、実は今の成人式は、戦後間もない1946年に現在の埼玉県蕨市で行われた「青年祭」が発端です。その後、1948年に政府により「成人の日」が制定され、各地で成人式が行われるようになりました。今では成人式には女子は振袖、男子はスーツや袴姿で参加することが習慣化しています。せっかくなので、写真館やスタジオで本格的な撮影をしたいと考える人も多いのですが、成人式当日は何かと忙しいもの。そこで、成人式の記念写真の“前撮り”をする人が増えています。前撮りとは、式の当日ではなく、事前に振袖などの衣装を着て写真だけ撮影してしまうことです。では、いつ、どんな風に前撮りをするのでしょう?また、そのメリットとは何でしょう?

成人式の前撮りとそのメリットは?

数十年前までは前撮りというシステム自体が無く、記念撮影を行うのは式当日のみというのが一般的でした。では、今なぜ前撮りをするのでしょう?実は、成人式の当日というのは意外に忙しいものなのです。朝早くから美容院に行って着付けやメイクをしてもらい、式に参加、その後は久しぶりに会った友達と同窓会や食事会という事も多いでしょう。そんな中で、スタジオに足を運んで記念写真を撮るのは実際問題として難しいものです。しかも、式に参加した人の多くがこの機会に記念写真をと思っているため、スタジオも大混雑ですよね。そこで、成人式の前にゆっくりと時間をかけて、納得のいく記念写真を残したいという事から始まったのが前撮りで、今では多くのスタジオでプランを準備しています。そして前撮りをすると、成人式のために前撮りと当日の2回晴れ着を着る事ができる、レンタルできる振袖の種類が豊富、家族との記念写真も撮れる、成人式が行われる年の年賀状に前撮りした写真が使えるなど、メリットも多いのです。

前撮りをする時期はいつがベスト?

成人式の前撮りは5、6月が最適といわれています。一般的に前撮りは、1つ前の学年の成人式が終わった1月末から、その年の12月末くらいまでに行われています。しかし、自分たちの成人式が迫る10〜12月は成人式の前撮りだけでなく七五三とも重なって、スタジオは繁忙期です。そして、冷房が効いたスタジオ内でなら夏でも撮影が可能ですが、屋外撮影を希望している人や、撮影後着物で帰って自宅でスナップ写真を撮ったり、出掛けたりしたい人には、暑さの厳しい夏の撮影は考えものです。また、振袖のレンタルを考えているなら、ほとんどの振袖が戻ってきて種類が一番豊富な、1月末〜2月初めに選ぶのがおすすめです。ですから、1、2月にスタジオと振袖の予約をして、気候のいい5、6月に撮影をするというのがベストなスケジュールといえるでしょう。

前撮りプランと料金の相場

前撮りには様々なプランがあります。撮影だけであれば1万円前後からありますが、自前の振袖を着るにしても、ヘアセットを含めたメイクや着付けに撮影をプラスすると4万円くらいはかかるでしょう。そして、振袖のレンタル料金をプラスすると10万円くらいになります。これらはあくまで相場ですが、料金についてはスタジオによってかなり幅があるので、下見の際には複数のスタジオに問い合わせることをおすすめします。また、プランの内容もスタジオによって異なり、成人式当日のメイクと着付けが含まれていたり、前撮りと式当日で違う振袖を着る事ができたりするので、よく確認するようにしましょう。キャンペーンなども、料金がぐっと下がるので要チェックです。ほかにも、プランに含まれる写真の枚数、追加の写真の料金、半襟や帯締めなどをグレードアップするオプション、写真の修正なども事前に調べておきたいところですね。

まとめ

このように、前撮りにはたくさんのメリットがあります。各スタジオでは数多くのプランを用意しているので、インターネットや広告の情報だけで決めるのではなく、実際にスタジオに足を運んでみることをおすすめします。プランの詳細の説明を受けることもでき、スタジオやスタッフの雰囲気、振袖の種類も確認できるので、納得のいくスタジオ選びができるでしょう。そして、輝かしい二十歳の一瞬を写真に収めて、一生の記念にできますね。

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