知っておくと安心!喪服についての基礎知識

2016年11月24日

冠婚葬祭の席に出席する際、最もマナーや服装に気をつけないといけないのが、葬儀・告別式への参列のときです。亡くなられた方をしのぶ厳粛な雰囲気の中で行われる儀式なので、故人や遺族の方々に失礼のないように服装にも細心の注意を払わなければならず、派手な格好での参列は好ましくありません。大事な席で粗相をしないように、葬儀の際にはどのような服装が適しているのかを紹介します。

「喪服」の定義とは?

葬儀に参列する人たちが着る服装は「喪服」と呼ばれていますが、喪服の具体的な定義とはいったい何なのでしょうか。喪服とは文字どおりご遺族が「喪に服している」という意味あいがあり、そして葬儀・告別式に参列する弔問者が弔意を表して着る服のことです。葬儀に参列する際、「正式(モーニングや和装など)」と「略式(ブラックのスーツ、ブラックフォーマルなど)」の2種類の服装がありますが、遺族の方々より格が上にならないようにするため、略式の喪服を着ることになっています。

葬儀にふさわしい服装とは?

男性の場合、スーツだけでなく、ネクタイ、靴、靴下も黒に統一します。ワイシャツは白が好ましく派手な色は避け、髪型も派手なヘアスタイルは避けたほうがいいです。結婚指輪以外の装飾品は付けないようにしましょう。ネクタイピンもつけないのが通例となっています。女性の喪服も色は黒で統一します。基本はワンピースですが、スーツ、アンサンブルなども着用できます。服だけでなく靴、靴下、ストッキングも黒で統一します。夏でもなるべく肌の露出がないのが好ましく、光沢のあるレースなどの素材、生地の織模様が目立つものは避けたほうがいいでしょう。そして化粧、ヘアスタイルともに派手ではない抑えた感じにするほうが無難です。バッグも光沢のあるもの、特に革製のバッグは殺生を連想させるので使用はやめたほうがいいでしょう。装飾品の着用は白い真珠は身につけても良いことになっています。真珠は「月の涙」、「涙の象徴」の別名称があり、葬儀で唯一着用にふさわしい装飾品といわれています。

喪服が準備できない場合は、レンタルも可能!

葬儀は急におとずれる行事なので、当日になってあわてないように服装の最低限のマナーはおさえておくことが大事です。喪服が用意できなかった場合は、レンタルで喪服の貸し出しを行っている専門の業者もあります。葬儀の当日でも夕方までに業者に連絡をすれば、当日発送で服、靴など喪服一式をレンタルをすることができます。料金は3泊4日で4,000〜8,000円ほどかかります。

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