お盆のお墓参り、意外と知らない!?マナーや作法

2016年11月24日

お盆といえば、お墓参り。結婚している人は、義実家へ帰省して先祖の墓参りをするのが恒例行事となっているかもしれませんね。ところで、お墓参りのマナーや作法って知っていますか。いつも行き当たりばったりで済ませるのではなく、事前にしっかりチェックして、スマートにお墓参りを行いましょう。

お盆にお墓参りをする時期

お盆は、地上へ帰ってきたご先祖様と家族が、楽しいひとときを過ごす貴重な期間です。お盆と一口に言っても、地域によって違いがみられます。7月盆と8月盆がありますが、どちらも13日から16日がお盆の期間です。全国的に多いのは、8月13日からの4日間です。この中で、一番お墓参りに適している日は13日です。お盆の初日に、ご先祖様は地上へ降りてくると言われています。そのため、ご先祖様を迎えに行くという意味合いをこめて、初日の13日にお墓参りをすることがベストです。もし都合がつかなければ初日にこだわらなくてもいいので、お墓参りには行きましょう。

服装や持ち物はどうする?

お墓参りに行くときは、どのような服装がふさわしいのでしょうか。法事・法要などの際には、黒い服で正装する必要がありますが、お盆のお墓参りは、特に決まりはありません。普段着でも大丈夫です。ただ、他の遺族の人や僧侶、管理事務所の人と会っても失礼のないように、派手な恰好は避けてある程度きちんとした服装が望ましいです。
持ち物は、お供え用として花、お菓子や飲み物、それを置くための半紙。お参り用として数珠、線香、ろうそく、マッチかライター。掃除用としてスポンジ、たわし、ひしゃく、手桶、花バサミ、ゴミ袋です。墓石の細かい部分の掃除には、歯ブラシがあると便利です。拭き上げ用の雑巾も用意しておきましょう。

お参りの手順

お寺にある墓地であれば、まず本堂のご本尊をお参りします。そして、手桶に水を汲んでからお墓に向かいます。お墓の前で合掌礼拝をして、掃除をします。きれいになったらお花や供物を供えましょう。お花は、花バサミで長さやバランスを整えて、水を入れた花立てに飾ります。供物のお菓子などは、半紙を敷いて置きます。お酒が好きだった故人のために、墓石にお酒をかける人もいますが、シミやカビのもとになってしまうのでおすすめしません。最後に、線香を焚いてお参りをします。お参りをする順番は、故人と縁の深い者からとなります。お花以外の供物は、カラスなどが食い散らかさないように持ち帰って皆でいただいて下さい。

まとめ

お盆は、日本伝統の毎年必ず訪れる行事です。マナーや作法をしっかり身につけておけば、必ず役立ちますよ!そして、次の世代にもきちんと受け継いで行きたいですね。

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