猫が獲物を運んでくるのは飼い主への愛情表現?実はこんな理由も

2016年11月24日

穴掘りが好きな犬がいるように、狩りが好きな猫も多いですね。獲物を狙っている時の目やしぐさは可愛いものですが、捕まえた獲物を運んでくることはありませんか?猫が獲物を運んでくるのはこんな理由があります。

「すごいの獲れたよ!」とにかく自慢したい

猫が飼い主の前に獲物を運んでくる時には、褒めてもらいたいという気持ちもあるようです。「見て見て!こんなすごいの獲れたよ!」という感じでしょうか。
家のどこかに転がしておくのではなく、わざわざ飼い主の目の前に持ってくる時にはそんな気持ちが強いと言われています。外から帰ってきたかと思えば迷わずにやって来て、コロンと獲物を落とされたという経験のある飼い主さんはたくさんいます。捕まえたものによって驚いてしまう人は多いと思いますが、見せたくて運んで来るという心理は可愛いですね。

「コレ食べていいよ!」飼い主に食べさせたい

特にメス猫の場合に多いと考えられているのが、獲物を食べさせたいという理由です。飼い猫は飼い主から餌をもらうので親猫が子猫に餌を獲ってくる必要はありませんが、野生の本能から獲物を捕まえる習性があります。そして、狩りをしない飼い主に「狩りができないから食べさせてあげたい」という母性が働くと考えられています。
また、狩りの仕方を教えようとしているとも言われていますが、いずれにしても飼い主への深い愛情から起す行動のようですね。

「ココなら安全だ!」獲物を大切に保管したいから

猫にとって捕まえた獲物は大切な戦利品です。食べたいという本能が働いて捕獲したものもあれば、動きに興味を引かれて捕まえてしまうものもあります。どちらも猫にとっては大切な宝物になります。
そんな理由から捕まえた獲物をまずは安全な所に隠すために自宅へ運んでくることもあります。飼い主の知らぬ間にこっそり運び入れている時には、猫独特の心理が働いているようです。つまり、巣穴に隠すという感じでしょうか?
カエルなどまだ生きているものを、部屋の隅で転がしてじゃれていることはありませんか?おもちゃにしたいものは、安全な場所でじっくり遊ぶために運んでくる動物特有の行動なのでしょう。飽きてしまうと放置されていることもあるので、驚く飼い主さんもいるようです。

まとめ

飼い猫が獲物を家に入れてしまう行動は良く聞かれるものです。その理由としてはいろいろ考察されてきていますが、主にこの3つが一般的に考えられています。理由はそれぞれ意味が異なりますが、共通していることがあります。それは飼い主さんに愛情を持っていることです。そして信頼しているということですね。
猫が獲物を見せに来たら、できるだけ怒らずに褒めてあげましょう。そして、そっと片付けるのが猫の信頼も下げないようです。

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