今度こそ失敗しない!ズボラさんのためのアジアンタムの育て方

2016年11月24日

お部屋に涼しげな印象をもたらす観葉植物。なかでもアジアンタムは小さな葉がかわいらしく、お部屋のアクセントにもなるため人気の高いグリーンのひとつです。しかし、「放っておいたらだんだん葉が茶色く変色してきた」「枯れてしまった」という声も。アジアンタムを失敗なく育てるにはどうしたらいいのでしょうか。植物を育てるのが苦手だけどアジアンタムが好きという方必見です。

まず相手を知ることが大事。アジアンタムとは?

アジアンタムは多年草であるシダの仲間で、原産地は熱帯アメリカ、世界の温帯から熱帯にかけて分布しています。さまざまな種類や品種があり、性質は熱帯原産で多湿を好み、暑さには比較的強いです。逆に寒さには弱いアジアンタム。シダ植物は湿った日陰でも育ちますので、アジアンタムも同様、日陰を嫌うことはありません。ミニ観葉から中・小鉢などで年間楽しめる、親しみやすい観葉植物です。栽培や植え替えなどの手入れは、4月から11月までの比較的暖かさ、あるいは夏の暑さが感じられる季節が適しています。花言葉は、上機嫌、繊細、天真爛漫、無垢。小さな可憐な葉のイメージそのものですね。

アジアンタムの好き&嫌いなことを知るべし

アジアンタムを買ったら、強い日差しと寒さには弱いので、置き場はレースカーテン越しの明るい日陰にと決めましょう。夏は冷房の風が当たらないように、そして冬は暖房の風が直接株に当たらないように配置します。また、乾燥が嫌いなので、アジアンタムの周りの湿度が低くならないよう、霧吹きなどで頻繁に葉水を与えてあげましょう。もしベランダなど戸外に置く場合は、春から秋までにし、冬は寒さに弱いので室内に取り込んでくださいね。

これは知らなかった!水やりでの注意点!

シダ科の植物であるアジアンタムは、湿った所、水分が大好き!春から秋の生育期は、鉢土を乾かさないように水を与えます。でも、いくら水が好きなアジアンタムでもやりすぎは禁物。特に夏は、株の上から水やりをすると高い温度が逆に蒸れを助長し、葉が蒸れ、枯れることがあります。蒸れ枯れを防ぐために株上からではなく、鉢の縁から土に水を与えるようにしてください。葉水やりが蒸れから枯れにつながることもあるなんてあまり知らない情報でした。夏は気温も上昇、湿度も高い。アジアンタムにとっても限度を超えた湿度と温度は命取りなのです。また、冬は乾燥に気をつけ、土の表面が乾いてきたら水を与えてください。

葉が茶色く変色してきた!どうしたらいいの!?

葉が茶色く枯れこんでくるというのはよくあるトラブルです。葉が茶色くなってくるのは、春から秋までの生育期の水不足や、乾燥による湿度不足によるもの、夏季など葉が蒸れて枯れてしまうといった3パターンが大きな原因です。茶色く枯れこんできた葉は元に戻らないので、取り除き、葉枯れの原因を改善しましょう。枯れこんだ葉を除去した結果、もしかなり葉がなくなってしまっても、根が生きていれば春になれば新芽がでてきますので、あきらめないで育てていきましょう。

まとめ

肥料や植え替えなどのお手入れ方法もありますが、なかなかそこまでできない場合は、アジアンタムの育成環境と、水やりに気をつけていけばズボラな方でも長くアジアンタムを育てていくことができます。「明るい日陰」に置き、「乾燥」「冷風・温風」に気をつけ、「春から秋は水分を」を基本に育てていけば、「原因不明?の葉枯れ」や「買ってすぐしおれてしまった」なんてトラブルに涙することなく、長くお部屋でアジアンタムを愛でることができますよ!

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