ついつい検索しがちな「かんたん料理」「かんたんレシピ」というワードですが、実はよけいに手間やコストをかけてしまっているかもしれません。本当に自分に合った検索の方法や、見つけたレシピを常備菜にするコツ、毎日の料理のスパイスになるお取り寄せグルメのコツについてお伝えします。
かんたん作り置きレシピは本当に自分に合ったものを探そう
レシピサイトや料理本には様々な作り置きレシピがありますが、本当に使えるレシピは人それぞれです。作り置きのために材料や調味料を余計に買い込んだり、かんたんだからと作りすぎて食べきれない、自分や家族の口に合わなくて結局残ってしまう、という場合もあります。
検索の際は、いつも自分が使っている食材、和食や洋食など美味しいと思った料理の系統から探すのがおすすめです。たとえば、キャベツであれば「春キャベツ」など旬の一時期しか手に入らないものは避ける、使いまわしのできない調味料や食材を使ったものは避ける、あまり馴染みのない系統の料理は避けるなど。
いつも冷蔵庫にあるなあ、いつも安いなあ、これは美味しかったなあ、と思う食材のレシピが見つかるとベストです。一度冷蔵庫やレシートを確認してみるのもおすすめです。意外な食材や調味料をよく買っているかもしれません。
また、焼く・煮る・蒸すなど、得意な調理法は人それぞれ。自分の得意な調理法のレシピが見つかれば料理のストレスがぐっと少なくなります。
「我が家の定番常備菜」を持つとぐっとラクに！
すぐに覚えられた、調理が簡単で美味しかった、いつも材料が安価で手に入るなどのレシピがいくつか見つかればしめたもの。そのレシピを「我が家の定番常備菜」に格上げしましょう！例えばメインがキャベツと肉だけの野菜炒めでも、副菜が１つ２つあるとぐっと豪華になり栄養バランスもアップします。
何より、常に冷蔵庫に2~3種類常備菜があると気持が楽になります。作りたくない日はレトルトと常備菜で「ほぼ調理ゼロ」でも立派な食卓になるので、過去の自分を褒めたくなります！
常備菜は、その料理が何日保存できるか、どのように調理して保存すればよいかが大切です。例えばきんぴらごぼうなら何日持つか、まとめて作るにはどれくらいの量が必要か、調味料の量は変わるか、大きめの鍋や保存容器は必要か、などを調べてみるとよいでしょう。保存後のアレンジレシピも検索しておくと後々とても便利です。
常備菜の保存容器にこだわればもっと楽しく！
常備菜を保存しておくとき、一番大切な清潔が保たれていればお皿やタッパーでも十分なのですが、素敵な保存容器を見つけてみるのもおすすめです。
そのまま食卓にだせる素敵な保存容器があれば、常備菜をお皿に移す手間も省けて洗物も少なくなります。何より、滑らかな肌触りやカラフルな色使い、キラキラとした透明感のある素敵な保存容器は、毎日食べている常備菜もぐっと華やかでより美味しそうに見せてくれます。海外の可愛らしいものを探すのもいいし、日本の職人さんが作ったこだわりの容器など、こだわりポイントも多彩で探しているだけでも楽しくなるかもしれません。
しかし、あくまで食品を保存するものなので気をつけなければいけないこともあります。それは、清潔を保ちやすいということ。使った後洗うことに加えて、新しくお料理を入れる際は消毒して使うので、ある程度熱に強いものがベストです。容器の種類は様々ですが、ガラスやほうろう、陶器などは洗いやすくて、消毒しやすく便利です。
また、食器洗い乾燥機を使っているご家庭では、容器が対応しているものか確認が必要です。お皿部分は大丈夫でも、フタが熱に弱くて溶けてしまったり、密閉容器のフチがきれいに洗えない場合もあります。購入前によく確かめてみましょう。
特別な日にはお取り寄せグルメでプチ贅沢を楽しもう！
毎日の食事とまったく違うのが特別なときのお料理。パーティやお祝いで特別な料理が必要になったり、種類や量をたくさん作らなければ･･･と思うとかえってプレッシャーになることもあります。パーティレシピを検索して探すのもよいですが、食材費が高くなってしまったり、あまった調味料や食材に困る、作りなれない料理で微妙な味になってしまうなどのトラブルになるかもしれません。
そんなときこそ、お取り寄せグルメが活躍します。前々から食べてみたいと思っていたものでもいいし、普段使う食材のグレードアップという手もあります。行ってみたい地方のお取り寄せグルメも旅行気分になって楽しそうです。何をお取り寄せするか？家族や友達とワイワイ言いながら決めるのも当日を盛り上げるスパイスになりそうです。
すでに調理されたものが届くお取り寄せグルメだけでなく、お鍋やフォンデュ系の少し自分で調理するお取り寄せグルメもあるので、必要に合わせて選ぶのがおすすめです。たとえば、大人数のパーティなら並べるだけでOKのもの、子どもや少人数の友達とならチーズフォンデュなど作る楽しみがあるものなど、雰囲気がずいぶん変わってきます。
また、お取り寄せグルメは普段の食事に比べて高価なものであることがほとんどだと思います。迷いに迷って決められない、という時はポイントなどをうまく活用して負担感を和らげることも大切です。せっかくのお取り寄せ、気持ちよく楽しみましょう！
毎日のことだからこそ、ラクに楽しく
「かんたん料理」の検索の罠、いかがでしたでしょうか。食事は毎日考えて作って食べてをくりかえす、家事の中でも大変なものだと思います。だからこそ、自分にあった料理やレシピ、調理スタイルが見つかれば毎日の負担がぐっと減り、楽しむ余裕も出てくるのではないでしょうか。時々外食やお取り寄せグルメも楽しんで、楽しい・うれしい食生活になればいいなと思います。
