ブラックリストに載らない!債務整理の方法

2018年1月15日

借金が多くて払えない、多重債務状態になってしまった、という時にいよいよ検討するのが債務整理でしょう。しかし、債務整理をしてしまうとブラックリストに載ってしまうとお悩みの方は多くいます。今回はブラックリスト入りを回避して債務整理をする方法を見ていきましょう。

ブラックリストってなに?

ブラックリストとはなにか、これは実際にこのようなリストが作成されているわけではなく、通称でブラックリストと呼ばれているのです。正式には、信用情報機関の信用情報、借入れの状況や返済の状況などを記録した情報に「異動」という情報が登録されるとブラックリストに入ったということになります。この「異動」は何をすれば登録されてしまうかというと、まず借金の遅延や延滞を繰り返すことです。例えば住宅ローンやカードローン、クレジットの支払いなどがこれに含まれます。61日を超える延滞などでブラックリスト入りするのが一般的です。

また、債務整理をしてもブラックリストに入ってしまいます。自己破産や任意整理などをすればそれだけで「異動」登録されます。

この「異動」は最低でも5年程度は消えることがありません。信用情報は各金融機関が共有している情報ですので、延滞を繰り返した会社だけでなくすべての金融機関で、ローンなどの審査に受かることが難しくなります。ですので、その期間は新たな借入れやローンを組んだりということはできないと思ってもらって構わないでしょう。

ブラックリストに載らずに済む方法はあるの?

ブラックリストに載ってしまうとデメリットしかありませんから、出来れば回避したいものです。しかし、借金が膨らんでいて困っている、生活が立ち行かないという時には、過払い金請求という方法があります。

過払い金請求とは、過去にローン会社に払いすぎたお金、つまり法定金利を超えた分の利息を返してもらえるというものです。すでに借金を完済しているという方でも、返済から10年以内であれば請求することができます。現在返済中の方でも借金から過払い金を差し引くことができるので借金の額を減らすことができるでしょう。

ブラックリストに載らないためには?

すでに借金を完済済みの場合は過払い金請求をしても、ブラックリストに載ることはありませんので安心してください。現在返済中の方は完済してから過払い金請求をするのが一番確実ではありますが、現実的ではありません。複数の業者から借りている場合なら、とりあえず一社の借金を少しでも減らして過払い金と相殺できるだろう金額にしてから、その業者にだけ過払い金請求をするという方法もあります。

しかし、それらの計算はとても難しいものですから、プロに相談して解決策を探るのがいいでしょう。ブラックリスト入りを回避するには、過払い金がどれぐらいあってその額で今ある借金と相殺できるのかということを知る必要があります。過払い金の有無やその額を知るには、金融業者から取引履歴を取り寄せたり、それをもとに利息の計算などをしなければなりません。それを自分1人で行うことは困難ですから、司法書士や弁護士に頼むのが適切でしょう。

まずは、司法書士事務所に電話したり実際に出向くなどして依頼をすることから始めます。相談だけなら無料というところもあるので、気軽に相談してみてください。依頼すれば過払い金の額がどれだけなのかを司法書士が取引履歴を取り寄せて計算してくれますから、相殺できないかもしれないと不安がある場合には、一度相談してみるといいでしょう。

司法書士に依頼する流れ

まずは、無料相談を行っている司法書士事務所を選んだ方がいいでしょう。まだ過払い金請求するかは決まっていませんから、できるだけ費用は節約したいものです。近年では、相談は無料というところも多いですし、ネットなどを使って近くの事務所を探してみてください。

相談する時には自分の借金の額やいつから借入れしているのかなどを明確にしておいた方がいいです。その方が、相談もスムーズに済むでしょう。過払い金の請求をしたいが相殺されるか不安ということを相談すれば、司法書士のほうで取引履歴を取り寄せて引き直し計算という利息の計算をしてくれます。それをもとに過払い金の額を教えてもらって、相殺できるようならそのまま過払い金請求をお願いしまっていいでしょう。

相殺できない場合は、司法書士と相談して少しでも借金を減らしてから請求するのか、それとも債務整理をするのか決めてください。

まとめ

このようにブラックリストに載らないためには、過払い金請求という方法があります。しかし、人によってはブラックリスト入りしてしまう可能性もありますから、司法書士などに相談して自分の借金が過払い金と相殺されるか調べてもらってください。

プロの手を借りて、借金に悩まされる生活から脱却しましょう。

▼参考サイト
※1.【ブラックリスト完全ガイド】ブラックリストの実態を分かる!信用情報と異動・事故情報の基礎知識

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