英語を活かし外資系企業の営業職で活躍するための履歴書はどんなフォーマット

2018年1月30日

外資系企業への応募は英語のスキルがある方なら一度は検討した事があると思います。しかし、転職活動に向け具体的にどんな対策を取れば良いか悩むものです。今日は外資系企業の駐在員として営業職へ応募する際のノウハウを紹介します。

レジュメは提案書

外資系企業の応募に際しては通常『レジュメ』が必要です。レジュメはフランス語が語源で、日本企業の履歴書にあたりますがその様式は大きく異なります。レジュメは要約書であって、書くポイントはご自身が達成したプロジェクトや実績を前面にできるだけわかりやすくまとめた様式です。履歴書というより応募者自身に関して書く提案書と考えるようにしてください。そのため過去の経歴を全て詳細に書くのではなく、要約してアピールしたい点を抜き出す事を心がけます。大切な事はいかに採用担当者の目にとまるかです。

具体的な数字、売上金額や達成率で書くように心がけましょう。初めに、結論やアピールポイントを箇条書きで書く事です。具体的には名前の後に「Summary」として要約したポイントを4行から5行程度で抜き出す書き方があります。この「Summary」は外資系企業の採用担当者にはプラス要因に働きます。日本企業に提出する履歴書や職務経歴書のように、長い文章や後半に結論やアピールポイントを書く事は避けてください。

日本語での応募可でも英文レジュメを選択するとプラス要因になる

外資系企業に応募する際、日本企業と同じ形式の履歴書か英文レジュメどちらかを選択できる企業が多いです。選択できる時は迷わず英文レジュメを選択します。これによって応募企業へ英語に対する熱意を伝える事ができ、プラス要因につながります。英文での履歴書を書くとなると、大変な印象を抱くかもしれません。しかし、英文レジュメは書く様式がある程度決まった型に落ち着く傾向があります。しかし、テンプレートにあるサンプルをそのまま使うのは避けてください。応募企業の募集内容や求めている物を確認して、できるだけ独自性を心がけて書いてください。

営業のポジション募集であれば、これまでの在籍した会社での売上増の「Grew Sale」などと成功事例を数字と一緒にできるだけ文章の前の方に書くようにします。これまで英文レジュメの作成経験がない方であれば、感覚としてご自身の自慢を書くイメージで作ると要点が絞れてわかりやすく書く事ができるでしょう。

英文レジュメを書く際の注意点

書き方の注意点として、日本語の履歴書を英訳する方法は避けてください。日本企業との違いは、写真は不要、性別や年齢、個人情報にかかわる事柄も書く必要はありません。レジュメのフォーマットは「経歴重視型」「スキル重視型」「コンビネーション型」の3つに分類されます。直近の経歴が応募企業のスキルに合致する方は「経歴重視型」のレジュメが適しています。しかし、転職回数が多く途中にブランクやあまり関係ない職種がある場合は「スキル重視型」を選択してください。

ここで転職回数が多く「スキル重視型」で書く場合にはネガティブにならない書き方が必要です。あくまでもポジティブに、そしてブランクや関連性の薄い職種の場合でも自分なりの根拠を整理して、考えを理論立ててレジュメに書くようにしてください。考えに根拠があれば、面接に進んだ場合でも担当者に対してスムーズな受け答えができます。

海外駐在営業職に必要な英語力

外資系企業の実務で求められる英語力には、応募するポジションによってかなり違いが出てきます。海外駐在営業の英語レベルは外国人との実務レベルでの英語は必須になります。求められるレベルは企業や営業の業務内容によっても変わります。全く英語に自信がない方であればまずはTOEICで600点レベルを目標に学習する事が良いでしょう。しかし、TOEICのスコアはあくまでも参考にしか企業は考えていません。スコアが足りない方でも持っている英語スキルをフルに使って相手に伝えようとする姿勢を示す事で評価アップにつながります。また実際の現場で使う英語とTOEICで使う英語は必ずしも同じとは限りません。スコアが高い方も入社後のスキルアップは大切です。

英語力以外のスキルも重要

海外勤務の駐在員勤務募集の場合、どうしても駐在員としての英語力ばかりに目がいきます。しかし英語以外のスキルも大切です。ご自身の担当する専門分野のレベルアップは忘れずに心がけてください。営業であれば扱う商材に対してより優れた知識を持っている方はそれだけでも重宝されます。多少英語力が足りない方でもその部分をカバーできます。

またコミュニケーション力も大切です。英語に自信がないといって相手との会話を避けると、それだけで周囲から何を考えているのかわからないと思われます。単語だけを並べる英語や文法にこだわらない英会話でも問題はありません。これは面接でも同じで、単語のみの英会話でも相手に意思は伝わります。自信を持って話すようにしてください。

まとめ

外資系企業の転職はハイレベルな英語スキルが必要なイメージがありますが、応募するポジションにより違いがあります。ビジネスレベルの英語力があれば心配はいりません。あまり臆する事無く応募して、駐在の営業職としてアピールできる部分をしっかりと整理して英文履歴書作成、面接対策を取る事が重要です。

▼参考サイト
※1.【外資系・グローバル企業転職情報サイト】外資系転職への第一歩!履歴書の基本と、やってはいけないNG集
※2.【転職ジェネレーション】外資系転職に必要な英語力と勉強方法
※3.【外資系・グローバル企業転職情報サイト】英文履歴書 「書き方の基本」
※4.【DMM英会話】めざせ海外就職!英文履歴書の書き方
※5.【駐在員の就職転職サイト】駐在員の英語

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

Top