薄毛対策の悩み相談どこに行けばいい?

2018年1月29日
薄毛対策の悩み相談どこに行けばいい?

髪がだんだん薄くなっているような気がする、抜け毛が最近増えたような気がする、人知れず髪の悩みを抱えている男性は結構多いものです。男性には男性特有の薄毛の症状や原因があるのですが、いざ自分がそのような立場になってみると誰にどうやって相談したらいいのか迷うこともあると思います。男性の薄毛の悩み相談についてご説明します。

男性の薄毛ヘアサイクルの乱れ

一口に薄毛と言いますが、薄毛は髪の正常な生え変わりがうまく機能しなくなることで髪が十分に育たなかったり、育つ前に抜け落ちたりすることで、髪全体が薄くなってくることを言います。健康な人の髪の毛は約10万本あると言われ、このうち、毎日100本くらいは抜け落ちています。

髪にはヘアサイクル(毛周期)と言われるものがあり、通常、2年〜6年くらいの期間をかけて髪が成長する成長期、髪の成長が鈍くなる退行期、成長を完全に止めて抜け落ちる休止期と言われるサイクルを繰り返しています。何らかの原因でこのヘアサイクルが乱れると髪が十分に成長する前に抜け落ちてしまい、薄毛になるのです。薄毛の人の髪の毛は細い毛が多いことが特徴です。

薄毛の原因は?

薄毛になる原因は一つとは限りません。遺伝や男性ホルモンの影響、ストレスや生活習慣の乱れなどが互いに影響しあって薄毛になると言われています。ストレスや生活習慣がどうして髪と結びつくのかと不審に思われるかもしれませんが、髪も皮膚の一部、体の一部です。髪の成長のためには髪を育てる土壌となる頭皮や毛母細胞に十分な栄養がいきわたっていないと髪も育たないのです。

髪の生成に必要なビタミンやミネラルは毎日の食事から摂取するものですし、ストレスや不規則な生活は自律神経の乱れを招き、血流が悪くなり、頭皮に十分な栄養が回らなくなります。睡眠不足や喫煙なども同じような理由で髪の健康のためには良い影響を与えません。また、頭皮を不潔にしていると皮脂汚れがたまってしまったり、逆に髪を洗いすぎることで必要な皮脂分まで洗い流してしまって髪に負担をかける場合もあります。シャンプーも適切に行うことが大切なのです。

薄毛と男性ホルモンの関係

男性ホルモンが関係することで起こる薄毛をAGA(男性型脱毛症)と呼んでいます。男性ホルモンは体内にあるものですが、これが毛根近くで分泌される5αリダクターゼという酵素と結びつくと、男性ホルモンはDHT(ジヒドロテストロン)という物質に変換されてしまいます。DHT(ジヒドロテストロン)は髪の毛に作用して脱毛の指令を出してしまう物質です。そのため、まだ成長期にある髪もDHT(ジヒドロテストロン)の指令を受けて抜け落ちてしまうので、抜け毛が増えたり、生え際が後退したりといった症状が起きるのです。これをAGA(男性型脱毛症)と呼んでいます。

AGA(男性型脱毛症)の場合、5αリダクターゼを抑制する治療が有効です。ミノキシジルまたはフィナステリドと呼ばれる薬を処方することでDHTの生成を抑え、抜け毛を改善していきます。

AGA(男性型脱毛症)の診断はどこへ行ったら受けられる?

自分の薄毛がAGA(男性型脱毛症)かどうか調べるには病院で医師による診断が必要になります。髪の毛も皮膚の一部なので基本的には皮膚科かAGA専門病院ということになります。皮膚科でもある程度の処方はしてくれますが、髪に関する専門医院ではないので、できればAGA専門病院の方が安心できるでしょう。最近では無料カウンセリングを行っているところも多く、悩み相談も受けられますし、治療方針や料金などしっかりと説明を聞いて納得できてから治療を受けるという選択肢もあります。AGAの治療には保険は適用されないので自費扱いになります。

一口に薄毛と言っても必ずしもAGAであるとは限りません。他の要因によるものかどうかも調べておくといいでしょう。病院では遺伝子検査なども行っているところもあります。自分の薄毛の原因が遺伝的なものかどうか、また、これから処方する薬が効くかどうかなども調べられますので、治療の方針が立てやすくなります。

AGA(男性型脱毛症)の治療

AGAの場合、薬による治療がメインになります。近年、個人輸入などでAGAの薬を安価に手に入れて飲んでいる人もいるようですが、あまりオススメはできません。個人輸入の場合、何があっても全て自己責任になります。海外のものの場合、薬の成分が安定しないこともあり、副作用や薬が自分に合わなかった場合の対応など、リスクも高いのです。直接病院で医師の診察を受けた上で薬を調整し、安全に治療を進めていくことが大切です。AGAの薬は効果が出るまでに時間がかかります。少なくとも半年〜1年くらいは治療を続けるつもりで頑張りましょう。

また、薄毛対策には薬の処方だけではなく、ストレスの緩和や生活習慣、食習慣の改善など、体調管理をしていくことも大切です。健やかな髪が育つ環境を整えていくことも薄毛改善には大きな一歩になるのです。

まとめ

男性の薄毛の原因は遺伝やホルモンなど様々な要因が絡んで起こります。男性ホルモンは髪の正常な成長をさまたげる物質に変わってしまうとAGAと言われる症状が起きます。AGAの診断や治療はAGA専門治療院で受けることができます。

▼参照URL
https://ikumoumission.net/5arufa
https://aga-pro.jp/columns/7
https://ikumoumission.net/ヘアサイクル

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