2次元で生きている美少女キャラが手にとれる!アニメ・フィギュアの魅力

2016年7月11日

今やすっかり若者のメインカルチャーとなったアニメ。かつてはアニメ好きと公言するだけで怪しい趣味の怪しい人というレッテルを貼られていたものですが、今ではアニメが若者文化のメインストリートを走っていることは、多くのメディアで取り上げられていることからも明らかでしょう。そのアニメも、メインの映像に加え、コミック、ライトノベル(小説)、ゲームと、さまざまなメディアミックスが行われていますが、その中でも異彩を放つ「フィギュア(人形)」にスポットを当てて紹介します。

市販されていない?じゃあ、自分で作ってしまおう!

フィギュアとは、いわゆる人形ということになりますが、アニメ・フィギュアは当然アニメに出てくるキャラクターがフィギュア化されます。人間以外のロボットや怪獣、動物などもそれに含まれますが、その中でも人気なのが美少女キャラです。それまでは幼女が玩具として遊ぶお人形さん、あるいは男の子が遊ぶロボットがありましたが、80年代に入り市販されていないフィギュアを手作りでつくるアニメ・マニアが現れました。アニメ・フィギュアは当初はアニメマニアのための嗜好品として趣味で作られたものが始まりで、商売ではありませんでした。

マニアが生んだ執念!「ガレージキット」ってなに?

アニメ・フィギュアは、それを楽しむ年齢層も、おもちゃで遊ぶ子供たちのためではなく20代以降の成人男性がメインでした。自分でお気に入りのアニメキャラやロボットを具現化したい!そのような情熱がフィギュアを誕生させ、それらは「ガレージキット」と言われ、アニメ業界の一部で人気となりました。ガレージキットは、レジンキャスト(合成樹脂を使った成型方法)で作られたフィギュアは出来上がりは精巧ですが、手作りなので大量生産できないという問題があり、一部のマニアのための嗜好品となって専門誌も登場、独自の歴史を重ねることになります。

アニメブームによりすっかり人気のジャンルに!

本来、2次元のキャラであるアニメ美少女を立体化して楽しむという趣味は、ほんの一部のマニアの嗜好品でしかなかったもので、マニア以外には理解できないマニアックな世界でした。しかし、90年代に入ってからのアニメブーム及び国産アニメの海外進出による「ジャパニメーション」(今でいうクールジャパンのひとつ)ブームにより、アニメはすっかり市民権を得ることができました。そしてアニメ・フィギュアの世界にも光が当たり、大手のおもちゃ企業による大量生産されるようになって、アニメ・フィギュアは人気商品となったのです。

自分の部屋にお気に入りフィギュアがずらり!

マニアの嗜好品だった世界から日の当たる人気商品となったアニメ・フィギュア。自分の好きな美少女キャラ、萌えキャラが部屋で自分を見ていてくれるというのは一種の癒やし効果と言えるもの。フィギュアの世界は今後もますます加熱することでしょう。

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

Top