自社のメディアミックス情報に強い!老舗アニメ雑誌「月刊ニュータイプ」

2016年7月11日

かつてはアニメ好きというと「おたく」(当時は「ヲタ」などという呼び名ではなかった)と言われ、暗くて見た目も中身も怪しい人というレッテルを貼られていたものですが、いまやアニメはすっかり若者のカルチャーとして定着しています。今では「ジャパニメーション」、「クールジャパン」という名称で日本発のカルチャーとして海外で支持されており、最近の国内ではかつての名作アニメのリメイク「おそ松さん」が高い人気を得ています。そんな数々のアニメ作品の情報をもっと知りたい場合、いくつかあるアニメ専門誌のどれに目を通せばいいのでしょうか。ここではおすすめのアニメ雑誌「月刊Newtype(ニュータイプ)」を紹介します。

創刊当時は「機動戦士Zガンダム」をいち押し!

「月刊ニュータイプ」株式会社KADOKAWAが発行するアニメ専門雑誌で1985年に創刊されました。同じ時期にアニメ「機動戦士Zガンダム」の放送が開始されましたが、社会現象にまで発展した「機動戦士ガンダム」の続編にあたるこのアニメは大いに注目されていました。「ニュータイプ」はその「Zガンダム」とのタイアップを図り、誌面はZガンダムの情報が満載でニュータイプの売り上げに貢献しました。

看板漫画「ファイブスストーリー物語」登場!いまだに続く人気作!

1986年には漫画「ファイブストーリー物語」(永野護)の連載がスタート。壮大なストーリー展開に加え、ロボット、美少女キャラが次々登場、とアニメファンが好む要素が満載なこの作品は、何度か休載をはさみながらも、いまだ連載は継続し単行本は累計850万部を超えていると言われ「ニュータイプ」を支える看板漫画として人気が衰えることはありません。

メディアミックスの多いKADOKAWA発行の作品を徹底フォロー!

90年代に入ると同じKADOKAWAから発行されている漫画雑誌「月刊エース」や角川スニーカー文庫のライトノベルなどがメディアミックスで次々とアニメ化され「ニュータイプ」はそれらの作品を誌面で取り上げることが多くなりました。同じ出版社なので最新情報や深い情報に強い「ニュータイプ」はアニメファンから強い支持を得ることに成功しました。自社の漫画やライトノベルがアニメ化、それをアニメ専門誌で情報をフォロー、といった完璧な図式がつくられました。

まとめ

社会現象にまでなったアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がブームの時は、漫画版がKADOKAWA発行の「月刊エース」に連載されているという強みもあり「ニュータイプ」では毎号のように取りあげ、この当時は最大発行部数の売り上げを記録したといわれています。アニメファンから絶大な信頼を得て、アニメに関する情報、知識をさらに深めてくれる「月刊ニュータイプ」は、アニメファン必読の雑誌といえます。

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