意外と奥が深い!日本発のボードゲーム「オセロ」を知ろう

2016年7月11日

オセロといえば日本でも知名度の高いボードゲームの一種ですが、海外でもリバーシなどと呼ばれて多くの人に親しまれているゲームです。64マスの盤面に白石と黒石を交互に並べていくルールは比較的簡単なので、老若男女問わず誰でも手軽に楽しめます。

オセロは日本人が発明した

日本人は数多くの科学的な発見や発明をしていますが、オセロも1973年に長谷川五郎という人が発明した日本発の発明品のひとつです。オセロの歴史は浅いですが、世界的に知名度が高く、20世紀を代表する玩具に数えられることでしょう。オセロという名前はシェイクスピアの戯曲「オセロ」に由来しており、長谷川五郎氏の父、長谷川四郎氏が名付けたそうです。

オセロの盤面はバリエーション豊か

オセロのスタンダードな盤面は縦8マス横8マスの正方形ですが、取ると有利になる角がない丸い盤面や、逆にたくさんの角があるダイヤモンド型、「井」の字のような形をした盤面などさまざまなバリエーションがあります。盤面の形が変形すると難易度や戦略も変わってくるので、普通のオセロに飽きた人でも新鮮な気持ちでもう一度オセロを楽しめますね。盤面が変形するボードゲームはあまり例がないので、この柔軟さもオセロを人気にさせている原因と言えるでしょう。

世界オセロ選手権大会

世の中にはさまざまな選手権がありますが、オセロ界にももちろん選手権が存在します。世界オセロ選手権大会は1977年から現在に至るまで続いており、世界各国で毎年開催されています。1987年以降個人戦以外にも国ごとの団体戦もあり、2005年以前は外国勢が奮闘していたものの、それ以降は日本が独占状態で勝ち続けています。一方の個人戦でも日本はかなりの数の優勝選手を輩出しており、さすがはオセロの発祥国といったところかもしれません。日本の次に多くの優勝者を出している国はアメリカで、それ以外の国ではヨーロッパ諸国がほとんどという、アジア初のゲームでアジア勢が弱いというのもオセロの興味深い特徴と言えるかもしれません。

オセロはコンビニでも買えて、オンラインでも遊べるとてもポピュラーなものです。オセロのルールは簡単で誰でも手軽に楽しめるものですが、実は奥が深く、一般人が有段者に挑んでもほとんど勝つことができないでしょう。あまり知られていませんが、オセロにも世界選手権の他にも全日本選手権や王座戦、名人戦があるので、腕に自信のある方は挑戦してみてもよいかもしれませんね。

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